MCCとはモジュラー・コンピューティング・コアと呼ばれる超小型ハンドヘルドコンピュータのことである。Antelope Technologiesが量産体制に入ったと発表した。MCCはIBM Watson Research Labにて開発され、Meta Pad と呼ばれていた製品である。電源、ディスプレイ、I/Oコネクタなどコンポーネントをシェルと呼ばれる構造に分け、ドッキングコネクタを介してそれらを繋ぎかえることで、一台をハンドヘルド、デスクトップとして使い分けることが出来る。
プロセッサを搭載したコアは、約258g、OSはWindows XP Professional、CPUにTransmeta Crusoe TM5800 1GHzを搭載する。これにタッチスクリーン昨日付きの6.3インチXGAディスプレイ(約390g)を加えても1kgを切るものとなる。これでノートパソコンより小さなWindowsを持ち歩くことが可能になるわけであるが、果たしてそれが便利なことなのであろうか?持ち運びには、PDAとデータ持ち運び用のUSBメモリくらいがあれば十分なのでは?Windowsの起動の遅さと重さを考えると、ビジネスシーンでとっさにメモなどを取るのはなかなか難しいのではないか?